不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
「座ってくれ」
ソファを示されて腰を下ろした。あまり広がらないスカートは扱いやすくて助かる。
ジリアンはそこが定位置のようにして対面に座った。
彼は戦闘前だというのに泰然として落ち着いている。
まゆこはそうもいかなくて、目線をふらふらと天井辺りに彷徨わせてから、ジリアンに目を向けた。
彼は相変わらず、貫き通すような強い視線で彼女を見つめている。こういうまなざしは、いつまで経っても慣れない。
鼓動が跳ねて仕方がない。しかし、やめてほしいとも思わないのだった。
多少早口になりながら、まゆこはジリアンに訊ねる。
「開始までまだ時間はあるけど、わたしと話をしていていいの? 精神統一とかするよね。邪魔にならないかしら」
「ならない。この先なにが起こるか分からないから、やはり先に伝えておこうと思ったんだ。〈召喚条件〉のことを」
ソファを示されて腰を下ろした。あまり広がらないスカートは扱いやすくて助かる。
ジリアンはそこが定位置のようにして対面に座った。
彼は戦闘前だというのに泰然として落ち着いている。
まゆこはそうもいかなくて、目線をふらふらと天井辺りに彷徨わせてから、ジリアンに目を向けた。
彼は相変わらず、貫き通すような強い視線で彼女を見つめている。こういうまなざしは、いつまで経っても慣れない。
鼓動が跳ねて仕方がない。しかし、やめてほしいとも思わないのだった。
多少早口になりながら、まゆこはジリアンに訊ねる。
「開始までまだ時間はあるけど、わたしと話をしていていいの? 精神統一とかするよね。邪魔にならないかしら」
「ならない。この先なにが起こるか分からないから、やはり先に伝えておこうと思ったんだ。〈召喚条件〉のことを」