不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
雪が多くなってくる中でも進行に滞りはないようだ。
ダレルとジリアンが対戦した。
ジリアンは、まゆこがいる席へ目を向けただけで何のリアクションもなかった。
静かな焔が彼の周囲を取り巻いているように見える。
実際、身体の周囲に個人用の障壁が張ってあると言っていたから、あながち見当外れな印象でもないだろう。
まゆこは前を向いた状態でルースに問う。
「ルース、それぞれに得意技とかあるの?」
「ありますよ。空気変形や空間跳躍はどの家の者でも真っ先に習得する技です。得意とする攻撃魔法は、バーンベルグ家は代々氷結ですね。フォンダン家は土塊の自在利用でしょうか。ヴォーデモン家は炎を操るのに長けています」
「他の魔法を使えないことはないのよね」
「はい。三家の直系はどんな魔法もこなします。最後は、己自身を糧にして最大級の魔法を繰り出すことになりますね。ジリアン様は、限界に達することがそもそもできない状態でしたが、いまは……」
ダレルとジリアンが対戦した。
ジリアンは、まゆこがいる席へ目を向けただけで何のリアクションもなかった。
静かな焔が彼の周囲を取り巻いているように見える。
実際、身体の周囲に個人用の障壁が張ってあると言っていたから、あながち見当外れな印象でもないだろう。
まゆこは前を向いた状態でルースに問う。
「ルース、それぞれに得意技とかあるの?」
「ありますよ。空気変形や空間跳躍はどの家の者でも真っ先に習得する技です。得意とする攻撃魔法は、バーンベルグ家は代々氷結ですね。フォンダン家は土塊の自在利用でしょうか。ヴォーデモン家は炎を操るのに長けています」
「他の魔法を使えないことはないのよね」
「はい。三家の直系はどんな魔法もこなします。最後は、己自身を糧にして最大級の魔法を繰り出すことになりますね。ジリアン様は、限界に達することがそもそもできない状態でしたが、いまは……」