不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
「ダレル様は足に怪我をされていたので、棄権となりました。次は、ジリアン様とゲオルグ様との対戦になります。ジリアン様の了解のもと、休憩時間を繰り上げて開始となります」
驚いたまゆこは、うしろにいるルースへ顔を向ける。
すると彼は落ち着いた様子で説明した。
「フォンダンとヴォーデモンは裏で手を組んでいるのですよ。ダレル様がある程度ジリアン様を疲れさせ、そのあとでゲオルグ様と対戦させる。二度戦うのはジリアン様だけで、勝利者がゲオルグ様となるように」
「知っていたの?」
「情報はすべてジリアン様に上げています。それでも構わないそうです。なにが降りかかろうとも、すべて粉砕して王になってみせると言われました」
どれほどの危険を冒しても王に――。
『闘技に勝って王になり、王城の奥深くに隠されている奥義を自分のものにする』
ジリアンは、奥義の中に『召喚』に関するものがあるから、と言った。
つまるところ、まゆこのために。
ウィズへ呼んだ責任を取るというだけでなく、死に直面する彼女を守るために、ジリアンはまっしぐらに王位を目指す。
驚いたまゆこは、うしろにいるルースへ顔を向ける。
すると彼は落ち着いた様子で説明した。
「フォンダンとヴォーデモンは裏で手を組んでいるのですよ。ダレル様がある程度ジリアン様を疲れさせ、そのあとでゲオルグ様と対戦させる。二度戦うのはジリアン様だけで、勝利者がゲオルグ様となるように」
「知っていたの?」
「情報はすべてジリアン様に上げています。それでも構わないそうです。なにが降りかかろうとも、すべて粉砕して王になってみせると言われました」
どれほどの危険を冒しても王に――。
『闘技に勝って王になり、王城の奥深くに隠されている奥義を自分のものにする』
ジリアンは、奥義の中に『召喚』に関するものがあるから、と言った。
つまるところ、まゆこのために。
ウィズへ呼んだ責任を取るというだけでなく、死に直面する彼女を守るために、ジリアンはまっしぐらに王位を目指す。