秘書課恋愛白書
「〜〜〜…っ!!?」
声にならない悲鳴を上げて一瞬にして覚醒する頭。
なんで社長が私の隣で寝てるの?!
ガバッと起き上がって距離を取った。
私の動作で揺れたベッドで寝返りを打った社長。
くぐもった声を出してうっすらと瞳を開いた。
お、起こしてしまった…
軽く欠伸してまだ眠そうな表情の社長が口を開いた。
「綾女、もう起きたの…」
「オハヨウゴザイマス…」
なんで一緒のベッドで寝ているのでしょうかね。
「おはよ。でもまだ…7時じゃん。もう一眠りできるよ」
少しだけ起き上がって時計を確認するともう一度ベッドに沈む社長。
ええ、私もそう思いましたとも。
壁掛け時計はまだ7時を回ったばかりであまりにも睡眠時間が短く、まだ眠気がとれない。
「あのー…なんで一緒のベッドに寝てるんでしょうか」
「ここ僕のベッドだよ?」
「へ?」
ちらりと枕から覗かせた顔が私をじっと見つめて見てごらんよ、と訴える。