秘書課恋愛白書
言われるがままちゃんと体を起こして周りを見るなり…
いつかと同じ情景がそこにはあって、またも悲鳴をあげるのだった。
社長の寝室だ…
いつか泥酔してお世話になった部屋で2度も朝を迎えてしまうなんて…
「ななななんで私、また!え?え?」
パニックで布団を自分の方に寄せる私にムッとした表情で見つめてくる社長。
あーもう、と言ってむくりと起き上がると私の唇に吸い付いた。
「んぅ」
ちゅ、と軽いリップ音がして目をパチクリさせる。
ま、またキスした…!
ボンッと顔の中心に熱が集まり湯気でも出そうな勢い。
そんな私の顔を見てフッと笑って見せるのだ。
なにこれ…急に雰囲気が変わったというか…
ちょっと甘すぎやしないだろうか。
昨日は好きだと告白され、今日は同じベッドで一緒に朝を迎えるなんて。
羞恥なのか居た堪れなさなのか、じわじわと体温が上がっていく。