嘘つきピエロは息をしていない
「はひはほう……!」
ブラウニーが詰まっていて、ありがとう、と言えない。
「どういたしまして」
ニカッと笑ういっちゃんを見て、バレンタインにチョコを貰ったことを思い出した。
いっちゃんは毎年たくさんチョコをもらう。
女の子がいっちゃんのために用意したものを私が食べてるのは気が引けるけれど、「とても全部は食べきれないから」って言葉に甘えていっぱいもらってきた。
「……これは?」
二つ残ったブラウニーを見て安達先輩が竹千代くんに問いかける。
「人数分あるでござる」
「それは聞いたけど、余ってるよね」
不思議がる安達先輩の隣で、
「あー! たもっちゃんの分?」
閃いたようにいったのは、新見先輩。
「だったら届けようかな。もう帰ってそうだけど」
新見先輩は保先生のファンだ。
ブラウニーを届けると言いつつ、先生に会えることを一番に期待している模様。
そんな気持ちが筒抜けの新見先輩に――おどおどする、黒ぶち眼鏡の男の子。
白木氏、ファイト。
ブラウニーが詰まっていて、ありがとう、と言えない。
「どういたしまして」
ニカッと笑ういっちゃんを見て、バレンタインにチョコを貰ったことを思い出した。
いっちゃんは毎年たくさんチョコをもらう。
女の子がいっちゃんのために用意したものを私が食べてるのは気が引けるけれど、「とても全部は食べきれないから」って言葉に甘えていっぱいもらってきた。
「……これは?」
二つ残ったブラウニーを見て安達先輩が竹千代くんに問いかける。
「人数分あるでござる」
「それは聞いたけど、余ってるよね」
不思議がる安達先輩の隣で、
「あー! たもっちゃんの分?」
閃いたようにいったのは、新見先輩。
「だったら届けようかな。もう帰ってそうだけど」
新見先輩は保先生のファンだ。
ブラウニーを届けると言いつつ、先生に会えることを一番に期待している模様。
そんな気持ちが筒抜けの新見先輩に――おどおどする、黒ぶち眼鏡の男の子。
白木氏、ファイト。