嘘つきピエロは息をしていない


 けれど

 それが、変わっていくのが、わかった。

『くだらない』

 全否定してきたかと思ったら

『……まあ、頑張れば』

 背中を押してくれて

『昼休みなら、使える。ということに気づいた』

 強引に、関わってきた。

 気づけばワタシの中は、あなたで、いっぱいになってしまった。
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