BLUE GIRL

それから1時間後、テーブルの下でほろ酔いのRyoの足を踏み付けることになった。



「…どうして来たの」


「呼ばれたから」


私の隣りに腰を下ろしたユウはお洒落なハットと眼鏡をかけて、突如お店に現れた。


白いシャツに細身の黒いパンツという爽やかな出で立ちで現れたユウはビールを注文し、Ryoを見た。



「おまえに言いたいことあって」


「なんだ?」


勝手に私の携帯を使ってユウを呼び出したようだが、お酒の入ったRyoが面倒なことを言わないか心配だ。



「なんでこいつに構うの?羅依は僕のだ」



「2人は付き合ってるの?」


「…まぁそういう関係だと思ってくれて構わない」


「へぇ」


酔っ払いだから相手にしないでとユウに耳打ちすると、Ryoが鋭い視線を寄越した。


「距離が近い!羅依を、おまえのオモチャにするなんて絶対に許さない」


Ryoはテーブルを叩いてビールを飲み干す。
コーラをちびちびと飲みながら私は黙って食事を進める。

Ryoが酔うことなんて初めてだし、いつも穏やかな彼もたまには誰かに声を荒げたい時もあるだろう。息抜きにも必要だよね。
ユウには申し訳ないけど。

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