BLUE GIRL
「僕はな!羅依のためだったら何でもできるんだ!おまえは羅依になにをしてやれるんだ?」
「唐揚げ、食っていい?」
「おい、無視すんな……遠慮せすに食べろ」
「映画の主題歌は出来上がったの?」
「まだ途中だよ。歌詞がまとまらない」
「ふぅん」
唐揚げに箸を伸ばすユウと、ビールを飲むRyo。
これもきっと、海が繋げた縁だ。
この小さくて、けれど大切な縁に感謝したい。
「僕のことは良いんだよ!おまえはいったい羅依になにさせたいんだよ。これ見たぞ!」
週刊誌をユウに投げつける。
パラパラ捲ったユウは自身のページで手を止めた。
「これ以上、羅依に迷惑をかけるのであれば、訴えるぞ!最悪な形で週刊誌に載ることになる」
「どんな汚名を着せられても俺は構わない」
平然とユウは言い放った。
「けれど本気でこいつが嫌がるなら、俺も考えないこともない」
「だってよ!羅依、言ってやれ」
今度は茶碗蒸しを食べていた私は突然のフリに舌を火傷した。
「静かにしてよ。周りの迷惑になるでしょ」
そもそもユウもRyoも芸能人なのだから騒いで目立ちたくない。