BLUE GIRL

酔ってもRyoの美声は変わらず、名曲を次々とカバーしていく。


マイクを渡されたユウは眠そうに欠伸をしながらやる気はなさそうだが、Ryoは気にせずに次の曲を入れていた。


マイペースすぎる2人に私も気にせず炭酸を飲みながら、プロの歌に聞き入っていた。




5、6曲歌い終わった後、


「なぁ、ここなら人の目も気にしないだろ。どうして羅依に構うんだよ」


聞き慣れたヒット曲のメロディーをバッグに、マイクを置いたRyoは静かに聞いた。

充血した目で、ユウと向き合う。



「おまえには分からないだろうが、羅依は僕にとって自分の命より大切なんだ。おまえのようなスキャンダル男に渡せるほど、軽い女ではないよ」


Ryoの気持ちは嬉しいが、ここまでくると過保護にも程がある。


「先に聞いていい?Ryoがこいつに抱く感情って、恋なのか?オンナとしてこいつを見てるのか
?」


「……」


まるで芸能人2人が私の取り合いをしているかのような空気に、浮かれるどころか眠気が増してきた。

もう深夜0時を回ろうとしている。

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