BLUE GIRL
コの字になってソファーに座る私たちは顔を上げて互いを見る。
「…恋ではない。僕は羅依を妹のように思っているし、家族のように大切にしている」
「そうか…」
Ryoの答えは想定内だった。
今の私はRyoの愛を望んでいない。
海の彼が両想いになったその日にたくさん泣いて、恋心を捨てたのだから。
「俺は、」
ユウが私を見た。
何杯もお酒を飲んだ後だというのに顔色はいつも通りだ。
「女として、こいつを見てて…たぶん、好きなのだと思う」
欠伸をしかけた私は中途半端に口を開けてユウを見る。
「たぶんって?」
「恋をしたことがないから、正直、よく分からない」
Ryoの問いに真顔で答えたユウに、今度は私が詰め寄る。
「待って!椎名雪乃さんから逃れるための嘘だったでしょ?」
「おまえ、それを信じてたのか」
「はぁ?」
ムードもない淡々とした告白めいた言葉を受けて、私もまた色気の欠片もない声を上げた。
この展開は、読めていなかった。