BLUE GIRL

「ユウはこう言ってるけど、おまえの気持ちはどうなの?」


「私は…」


水城優矢。
彼の隣りにいる時間は、それなりにあった。
冷たさの中にある、優しさに気付き、
【BLUE GIRL】の真実を打ち明けた。

私はユウのことを信用しているのだと思う。


そして椎名雪乃さんに対しても嫉妬をした。
稀に見る美人に対して、私なんかが嫉妬する資格もないけれど、京都旅行の際に抱いた醜い感情が確かに私の中に渦巻いていた。


ユウの涙を見た時、傍にいて笑わせたいと心から思った。



ーー好きだと、自覚もしている。






けれど、


それでも、




「ユウのことは共演者として以外、なにも思ってないよ」




私は新たな嘘を重ねることしかできない。


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