BLUE GIRL
車で送ってくれるというユウの言葉に素直に従った。
「ごめんね、シート濡らしちゃって」
「おまえが風邪引くよりはマシだろ」
後部座席にユウと並んで座る。
今朝のマネージャーはずぶ濡れの私たちを見ても何も言わず、タオルを貸してくれた。
「ユウはどうして私に優しくしてくれるの?」
「俺も【BLUE GIRL】に心奪われたひとりだから」
「え?」
タオルで髪を拭きながらユウは笑った。
「おまえの書く文章、優しくて好きだよ」
「……嫌いって言ってたじゃない」
窓の外を見てユウはまた笑った。
「そうだっけ」
弱っている私に気を遣ってくれたのかな。