♥バレンタインの奇跡♥
作業を中断して、結人くんが私の隣に来る。


「休憩ですか」

「うん…ちょっと疲れちゃって。あっ、ごめんね!勝手に休んじゃってて…」

「いいですよ。僕も少し休もうかなと思ってたので」

そう言ってニコリと笑うと、結人くんは壁にもたれかかった。


…なんか距離が近い気がする。
緊張しちゃう…!



……………。


…………。


……。




黙ってるのも気まずい。
間が持たない…。

というか、肩が触れてるのですが…。
肩というか、腕というか…とにかく近い!


「…もう少しで終わりだね!これ私一人だったら絶対無理だったよ。結人くん、ありがとうね」

とりあえず、何か話さないとドキドキでおかしくなりそうなので、話す。


「いえ」

そう言うと、結人くんは軽く微笑みこっちを見る。


ぎゃあ!近い!
至近距離で視線が重なるとほんとに恥ずかしい!

ドキドキしすぎて…おかしくなりそう。


この静かな空間が余計にドキドキさせる。



二人きりの、夜だから…。
< 192 / 307 >

この作品をシェア

pagetop