あなたと私と嘘と愛

だけどその心配はすぐに解消された。

「ま、俺はジュースで我慢するけど」

「残念だけどそうしたほうがいいですね」

「君の飲みップリを見ながら飲んでる雰囲気を楽しむよ」

「そんな期待するほどあまり飲めませんよ?」

「楽しく飲めれば今日は結果OKじゃない?」

「じゃあ、盛り上がるように面白い話でもしてくださいよ」

にまっと笑って優斗を挑発した。
優斗も優斗で満更じゃない返しをくれる。
そうなると何だかすでに楽しくなってきた。

ワインやシャンパンに合う食材をフロントに頼むとすぐに乾杯をした。

まだまだ夜は長い。
今日はとことん飲んでやる。

母がいないことをいいことに私達は頼めるだけたのんで美味しい食事とお酒を楽しんだ。

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