あなたと私と嘘と愛

それが例え二人の間に恋愛感情がなかったとしても今思い返すと不自然すぎる。思い当たる節が沢山あるように思う。
もしかして優斗もぐるだったってこと?

「ねぇ、優斗さんっていつから亜香里のことを好きだったんだろうね」

「…それは…知らないけど…」

確かにいつから?
ちゃんと聞いたことはないからわからないけど。もしもそれもすべて策略の内だったら?
ヤバイ、また違うモヤモヤが生まれてきてしまう。

「母に言われたから私のこと好きになったってこと?それも契約だから?」

「…さぁ、それは私には分からないけど…」

真由も私と同じような顔付きになって首を傾ける。

う、ヤバイ…
そもそも私とくっつける計画ってなに??
これ以上考えたら深みにハマりそうで怖くなる。深刻そうに俯くと、それを見た真由がパチンと空気を変えるように手をたたく。

「でもさー、過程はともあれ優斗さんの思いは間違いないからそこは疑っちゃだめだよ」

「ん…え?」

「優斗さんは間違いなく亜香里のことが好きだから。その思いに嘘はないと思うし変に勘繰らないように!」

ビシッと一喝されて動きが止まる。

「じゃなかったら今私はここにいないから。昨日電話くれた時の優斗さんかなり亜香里のことを心配してた。あんたのこと心配でたまらないって様子だったよ。だから変な勘繰りは禁止。絶対NG!」
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