月夜の砂漠に紅葉ひとひら~出会ったのは砂漠の国の王子様~
「分かった。その代わり、この服ちゃんと返してよ。」
「勿論です。」
するとラナーは、私の手を取って、廊下の奥にある部屋の中に入った。
きらびやかな宮殿にしては、少し地味な部屋。
ベッドと机。
そして小さな衣装棚だけのシンプルなモノ。
「ここは?」
「……私の部屋です。」
「ラナーの?」
驚いた。
王女付きの侍女だと言うから、もっと豪華な部屋に住んでいると思ったのに。
そしてラナーは、自分の衣装棚から、1着キラキラした服を出した。
「私が持っている衣装の中で、一番の服です。」
「えっ!?そんな大事な服、貸してくれるの?」
今までのイメージでは、そんな事絶対しなさそうなのに。
「ジャラール様に伝えなければいけない事が、あるんですよね?」
「う、うん。」
「ネシャート様の病も、救って下さるんですよね?」
ラナーの瞳には、必死に訴えるモノがあった。
「勿論です。」
するとラナーは、私の手を取って、廊下の奥にある部屋の中に入った。
きらびやかな宮殿にしては、少し地味な部屋。
ベッドと机。
そして小さな衣装棚だけのシンプルなモノ。
「ここは?」
「……私の部屋です。」
「ラナーの?」
驚いた。
王女付きの侍女だと言うから、もっと豪華な部屋に住んでいると思ったのに。
そしてラナーは、自分の衣装棚から、1着キラキラした服を出した。
「私が持っている衣装の中で、一番の服です。」
「えっ!?そんな大事な服、貸してくれるの?」
今までのイメージでは、そんな事絶対しなさそうなのに。
「ジャラール様に伝えなければいけない事が、あるんですよね?」
「う、うん。」
「ネシャート様の病も、救って下さるんですよね?」
ラナーの瞳には、必死に訴えるモノがあった。