幼なじみとナイショの恋。
「ついてないも何も、それただ単にあんたがいつにも増してそそっかしいだけだから!てか、何が言いたいのかさっっぱりわかんないんだけど!」
そそっかしい……。
「そ……うか……。そうだよね……」
「ほんと何なの?ボールあたって頭までおかしくなった?」
いっそ、その方がよかったかもしれない。
それなら、こんな不安な気持ちでいっぱいになることなんてないのに。
できることなら、頭の中を空っぽにして、何も考えないでいたい。
「不安なの……。何だかすごく、悪いことが起こる気がして……」
「悪いこと?」
「……っ古賀さん……。お母さん達が鉢合わせちゃったらどうしよう。今度こそ本当に、はるくんと一緒にいられなくなっちゃうかもしれない……っ」
不安が一気に溢れ出して、思わず古賀さんの腕にしがみつく私。
こんなこと、古賀さんに言ったって仕方ないってわかっているのに。
自分一人ではどうにもできない感情に自分でも戸惑う。
昨日からずっと動悸が止まらないの。
考えれば考えるほど苦しくて、不安で不安で夜も眠れなかった。
“もしかしたら今日、私ははるくんを失ってしまうかもしれない”
そんな不安感が何をしていてもつき纏ってくる。
古賀さんはそんな私を見て、戸惑っている様子から一転、眉間にしわを寄せて。