幼なじみとナイショの恋。

「それでは、今日の面談は終了させて頂きます。本日はお忙しい中、ありがとうございました」



思った通り。その後すぐに、面談が終わった。


深々と頭を下げる大津先生に、私とお母さんも立ち上がり深くお辞儀をする。


次の面談に向け準備を始める大津先生を残し教室を出ると、廊下では次の面談の人がパイプ椅子に座って待っていた。



はるくんのお母さんの姿は……


よかった……。見当たらない。



後は、はるくんのお母さんが来る前にお母さんを校内から連れ出すだけ。


お母さんに見つからないよう、はるくんに“今、面談が終わりました”とメッセージを打って送信した。


すると、すぐに。



『了解。こっちはもうすぐ学校に着くらしい。急いで』



そんな返信が返ってきて、ドキリとする。



急がなくちゃ……。



「お、お母さん。今日は来てくれてありがとう」


「ええ。しっかりやっているようで安心したわ。勉強の方もこの調子で頑張りなさい。まだ一年生だからって気は抜かないようにね」


「うん。これからもしっかり頑張ります。それじゃあ、昇降口まで送るね。私はちょっと図書室に寄りたいから、先に帰ってもらうことになっちゃうけど」


「わかったわ」
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