幼なじみとナイショの恋。
「……っ!」
そんなはるくんの姿を見たクラスの女子達が、一斉に息を呑む。
もちろん私も。
それから、みんな頬を染めてどよめき始めた。
はるくんは、いつもしている制服のネクタイを外し、Yシャツのボタンを第三ボタンまで外していた。
そこからは、はるくんのシミ一つない綺麗な肌が露わになっている。
髪も汗のせいか、いつもよりちょっとだけペタンとしていて。
男の人なのに、こんなことを思うのは変なのかもしれないけど。
“色っぽい”
そんな言葉がピッタリだと思った。
はるくんが来たら、とにかく視界に入れないようにしようと決めていたのに、こんなのいきなり大失敗だ。
他の女子と同様、私も無意識に目が釘付けになっていた。
すると。
あ……。
そのせいで、はるくんとバチッと目が合ってしまう。
慌てて顔を背ける私。
しまった……。あからさまに目を逸らしちゃった……。
小さく震える手でスカートを掴み机の上へと視線を落としていれば、カタン、と机が揺れて。
「結衣」
はるくんの声が頭上から降ってきた。
恐る恐る見上げると、私の机に片手をついたはるくんが私を見下ろしていた。
「……っ」
思いの外距離が近くて、大袈裟に心臓が跳ね上がる。