幼なじみとナイショの恋。
この瞳に、嘘もその場しのぎの返事もしてはいけないと思うから、私も私の心に確かめるようにもう一度問う。
“私は、本当にそれでいいの?”
だけど返事は、予想より遥かに早く返ってきた。
まるで、もうそこにあったみたいに。
「私の幸せは、はるくんの側にしかありません」
自分でも驚くほど、強く、ハッキリと言葉が紡がれていく。
「辛くても苦しくても負けません。ぶつかっても乗り越えてみせます。はるくんとの未来があるのなら、いくらだって強くなってみせます」
今なら、何だってできそうな気がするんだ。
“はるくんが側にいてくれる”
ただそれだけで……。
「私も、はるくんじゃなきゃダメなんです!」
はるくんのお母さんは「そっか」といって、目を細めて微笑んだ。
それから、「だってさ」とニンマリしながら、私から横に視線を移す。
え?
その視線の先にいる人物に気がついて、驚きのあまり椅子から転がり落ちそうになってしまった。
「は、はははははるくんっ!?!?いいいいいつからそこにっ……」
「……結衣は、本当に俺でいいのかって辺りから……」
そ、それって……一番聞かれたら恥ずかしいところをバッチリ聞かれてしまっていたってこと!?!?
ひぃぃぃ!
口元を手で覆い、照れた様子で視線を流すはるくん。