いつか、眠るまで








「びっくりしたよ。屋上で寝てて、起きたかと思えば急に意識なくなるし。」



「あはは、ごめんごめん。」



と、適当に笑って誤魔化す。



ん?笑う??

なんで、私、今笑ってるんだろう。



でも、本当に自然に笑ってた。



まるで、毎日笑ってたかのように。



変なの。



それにしても、よく片付いてるなぁ〜。



私は楠木くんの部屋を見渡す。



ふと、一枚の写真が目に止まった。







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