いつか、眠るまで








すると、楠木くんから心配の言葉が飛んできた。



「花園っち、本当に大丈夫?なんか、無理してない?」



私が左側に体を傾けたのは、別に楠木くんが嫌だからってわけじゃない。



嫌なのは、目だ。



私は知ってるから。
───今、あなたがどんな目をしているのか───







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