隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜





『そう言われたかったんだ。怒鳴って、罵倒して、、嫉妬して欲しかった、、、。行くなって言われたかった。でも晶帆は、、、。』









晶帆は笑っていた。

、、、何事も無かったかのように。

しかも急いで服を着て、気づけば部屋にいなくなっていて焦った。


玄関から物音がして言ってみれば、靴を履いている晶帆の後ろ姿が目に入った。

そんな後ろ姿に怒りがこみ上げてきて、自制が効かず暴走した。







最後に見た晶帆の怯えた表情が忘れられない。

もしあのまま、暴走していたら人目のある車の中で完全に無理やり犯していた。

きっと避妊だってしなかっただろう。





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