隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「あ〜、、、要は拗ねた訳ね。休みの日に女と2人っきりでホテルに行く事を聞いても、平然としている彼女に。で、暴走して乱暴なお前に怖くなって、怯えた彼女に逃げられたってとこか。それから連絡は?」







『無い。、、電源も切られてる。』

「それ、完全に拒絶されてんじゃん!!今までキャラ作り過ぎたんじゃないか?どうせ、よく思われたくて優しい穏やかなキャラでも作ってたんだろ。本当馬鹿だな。3年も頑張ったのにこんな些細な事で終わるなんてな〜〜。」




楽しそうに笑う光に殺意が芽生えてる。


「まだ終わった訳じゃない。、、晶帆の事だから明日には普通に戻ってるかもしれない。」

「健気だね〜〜っ!!もう一層諦めて他探せばいいんじゃね?それだけ一途になれれば誰でも落とせんだろ。そんで〜晶帆ちゃんくれよ。何度か受付の仕事姿見たことあるけど、ぶっちゃけタイプだわ。お前よりは大事にできると思うけど?代わりに幸せにしてやるよ。」




ウインクをしてくる光に手が伸びて、胸ぐらを乱暴に掴む。


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