隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「てか西村ちゃんとどうよ〜?やっぱり脱いでも凄い感じ??」
「あー、、、まぁいい身体はしてるけどあの歳で処女って結構キツイな。結構抱いてるけど未だに慣れない感じ。」
「うわっ何だそれ惚気か〜〜。」
「ちげーよ。表情はいつも歪んでるし?気持ち良さそうに鳴いたりしないし?さすがに萎えるだろ〜。いくら顔とスタイルが良くてもないわ。あいつ、、不感症じゃね?」
そうか、、、私、、不感症なんだ。
傷つくよりも先にその言葉がストンと胸に落ちてきて〝あぁ、、それでか〟と思った。
その日、自ら別れを告げた。
それからは心を閉ざして仕事に打ち込んだ。
告白されることもあったが、誰とも付き合う気にはなれなかった。