隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「ちょっと待ってよ!!!何訳わかんないこと言ってるの?!?!津川さんと私とかあり得ないでしょっ!!!!って聞いてないっ、、!」
後ろから何か叫んでいる莉子ちゃんの声が聞こえたが、振り返らずに走って受付に向かった。
一階のロビーに降りると、直ぐに言い合いをする声が聞こえてきた。
1人は真美ちゃんの声だ。
「ですからっ、、!営業の津川は2週間の出張に出ておりまして不在です。失礼ですが、アポイントは取られましたか?」
「私と圭の仲なのに、アポとか取るわけ無いじゃない。てかあんた私を知らないの?それでも受付嬢なの?聞いて呆れるわ。、、契約、切ってもいいのよ?」
その言葉にロビーの空気が凍りつく。
真美ちゃんの横顔も真っ青だ。
長身な綺麗な女性。
あの方は確か、、、、!
必死にロビーを走って受付へと駆け出す。