隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「、、、大変失礼致しました、柿本様。」
真美ちゃんの前に立ち、ゆっくりと長い間、頭を下げる。
すると真美ちゃんも慌てて頭を下げた。
「、、やっぱり貴方は違うわね。圭とはプライベートでも深い仲だからアポなんて取らないの。当然受付だって通らないわ。だから受付嬢が知らなくて当たり前。でも少し意地悪してみたの。よく私を知ってたわね?圭からでも聞いてた?」
彼とプライベートでも深い仲、、?
そして私と圭くんの関係を知っているような口調の女性に一瞬、取り乱しそうになったが今は業務中。
冷静を装ってゆっくりと顔を上げる。
「、、いえ、一度だけ受付にいらっしゃった事がありますよね?あまりにもお美しいので覚えておりました。ファッションブランド〝glitter〟の代表取締役社長、兼カリスマデザイナーの柿本 光様。」