隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


ついムキになって立ち上がり声を上げてしまうと、驚いた顔をした光さんと目があった。

そしてそんな光さんの頬に綺麗な涙が流れたのを見て目を見開く。







「っ、、、?!光さん、、?」

「ごめん。そんな事言われたの初めてだったから、、なんか、、嬉しいよ。本当、晶帆ちゃんは優しいね。」

「私、、全然優しくないです。」

「ん〜?例えば?」

「、、ずっと彼を騙してたんです。側に居たくて3年間も彼に、、。」






優しい光さんに気が緩んでしまったようで口を滑らせてしまった事に気付き、慌てて口を噤んだ。

すると光さんは目を細めて言葉を発した。







「あぁ、、圭と3年間〝偽り恋人〟だったって話?」





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