隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「け、圭くんっ、、!人がっ、、見てるからっ、、、!!」

「見られても構わない。」

「やっ、、そうじゃなくてっ、、!取り敢えずっ、、ねっ、、!?!?」




必死に呼びかけるが、全く力が緩まる事はない。

困り果てていると、手を叩いて光さんが更に大きく二回手を叩いた。










「はいっ!一件落着ってことで!!そろそろ場所を変えてもらってもいいかな〜〜?晶帆も困ってるし、振られた俺もギャラリーの皆さんも帰るに帰れなくなっちゃってるでしょ!!イチャつくなら家でやんなよ、圭。、、それとも涙で濡れて色っぽい妖艶な晶帆の姿を他の男に見られてもいいなら続きをどうぞ?」




その言葉に盛大な舌打ちをした圭くんは素早く立ち上がり、私を軽々と抱え上げた。




「やっ、、!?圭くん!?!?」

「このまま俺の家に連れて行くから。それと光、、、。」





圭くんは光さんに向き直って口を開こうとした瞬間、光さんが言葉を被せてきた。


「謝るのなしな。正々堂々と圭が自分を曝け出して挑んだ男の勝負だ。短い間だったけど、好きな子と居られて幸せだったよ。、、って言ってもいつも穏やかな晶帆の姿しか見られなかったけどな。最初から俺なんて勝負にもならなかったって事だな。」

「、、光、、、。」





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