隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜


「この2週間弱でどっぷり俺色になった晶帆をさっさと帰って、お前色に塗り替えろよ。ま、お前色にするには相〜当〜な時間が掛かると思うけどな?」



口角を上げて笑う光さんに背を向けて、無言で光さんの横を通り過ぎる彼。

なんか物凄く勘違いをしそうな言い方をした光さんを見ると楽しそうに笑っていた。




彼に担がれたまま、光さんに向けて声を上げた。



「光さんっ、、!傷つけてごめんなさい、、本当にごめんなさいっ、、、、!!でも、、光さんに何度も何度も救われたんですっ、、だから!!ありがとうございました!!」





私の精一杯の言葉に、手を上げて優しく微笑んでくれた。

その姿にまた涙が出てくる。

姿が見えなくなるまで光さんは手を挙げ続けていた。














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