隠れ蓑〜偽り恋人・真実の愛〜
「悪い、、優しくしたいけどそんな余裕ない。」
「、、優しくなんてしなくていいの。私にも、私しか知らない圭くんを見せて、、?どんな圭くんだって受け止められるよ、、だってこんなに好きだから、、。」
そう言って手を伸ばす。
「っ、、、!」
伸ばした手をきつく掴まれて、身体中にキスを落とされ身体の隅々まで愛された。
優しくできないと言っていたのに、荒々しさはあるもののやっぱり触れる指先は優しくてその指先にドロドロに溶かされて羞恥心も理性を何もない。
あるのはただ、彼が愛おしいという感情。
いよいよ彼と一つになるという所で、彼の動きが止まった。
彼の表情を伺うと、何故か視線を逸らされ胸が苦しくなった。
「、、圭、、くん、、、?」
「、、晶穂は、、光に何度抱か、、っ、、嫌、なんでもない。それを知ってもただ嫉妬に塗れたドス黒い感情に支配されるだけだ。」
その悲しみ満ちた表情を見て、彼が勘違いをしているのに気づいた。
ロビーで光さんが言っていた事を気にしているんだろう。
確かに光さんには塗り替えられた。
彼の作る料理がどれも絶品すぎて、胃袋が完全に塗り替えられてしまった。