憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
バスに乗り込むまでの待ち時間が長くて、乗ってからも彼の車中でも、会話はちっとも弾まなかった。
坂巻さんはずっと仏頂面で黙り込む方が多かった。
誰とでも打ち解けて話す彼をそんな風にさせたのも自分だと思うと落ち込み、取り繕うことも出来ずに自宅近くまで送られた__。
「おやすみ」
シートベルトを外すと運転席から声がして振り向く。
ようやく少し機嫌が治った感じの坂巻さんに目を伏せながら「お休みなさい…」と小声で呟き、ドアを開けて外へ出ようと足を伸ばした。
「また明日」
背後から呼び止めるように声をかけられる。
振り返って彼に笑顔を見せ、「はい」と返事をしなければいけないのに__
「失礼します」
不器用で融通の利かない私は、振り返りもしないで車を降りた。
こんなことをすれば彼に嫌われるのは分かってるのに、敢えてそうなりたいかの様な行動をした。
自己嫌悪に陥りながらも振り返らないで歩き出し、発進していく車のエンジン音を感じて溜息を吐く。
仕様がない。
これが私なんだ……。
坂巻さんはずっと仏頂面で黙り込む方が多かった。
誰とでも打ち解けて話す彼をそんな風にさせたのも自分だと思うと落ち込み、取り繕うことも出来ずに自宅近くまで送られた__。
「おやすみ」
シートベルトを外すと運転席から声がして振り向く。
ようやく少し機嫌が治った感じの坂巻さんに目を伏せながら「お休みなさい…」と小声で呟き、ドアを開けて外へ出ようと足を伸ばした。
「また明日」
背後から呼び止めるように声をかけられる。
振り返って彼に笑顔を見せ、「はい」と返事をしなければいけないのに__
「失礼します」
不器用で融通の利かない私は、振り返りもしないで車を降りた。
こんなことをすれば彼に嫌われるのは分かってるのに、敢えてそうなりたいかの様な行動をした。
自己嫌悪に陥りながらも振り返らないで歩き出し、発進していく車のエンジン音を感じて溜息を吐く。
仕様がない。
これが私なんだ……。