憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
ポトン…と目から涙の粒が零れ落ち、今更泣いても遅い…と目を擦って前を向いた時にスマホの着信音が聞こえた。


手に持ったカゴからそれを取り出して見ると、理香子と円香からのメッセージだった。



『どうだった?花火大会』

『進展あった?』


二人の顔が思い浮かんで、ジワッと再び涙が滲みそうになる。


『花火は綺麗だったよ。でも、彼にはきっと嫌われた』


そう打って返すと、二人はそれぞれが驚いた顔のスタンプを送ってきて。


『何があったの!?』

『報告して』


矢継ぎ早に送られてくる文字に多少苦笑する。
心配性の理香子とせっかちな性格の円香を思いながら、立ち止まった状態でポチポチと文字を打ち返した。


『会場で原田と会ったんだ。それから、あの子達にも』


あの子達…と打つと、直ぐに勘づいたらしく、うわぁサイアク…という文字と一緒に、青ざめた顔のスタンプが送られてくる。


『その上、会社の同僚にも偶然見つかった』

『あの人混みで!?』


理香子はビックリしてる。


『すごい引きだね』


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