憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
安っぽいうどんとか蕎麦にされたら直ぐにまた反抗を始めるに違いない。

こういう場合は値段が張ってもいいから高いものを食べさせておいて、きちんと手なづけておかないと駄目なんだ。


(そうでないと、直ぐに聞く耳を持たなくなったら困るしな)


この食事代は坂巻から取り返そう。
どうせアイツのことだから、今頃はいい感じで彼女と纏まってる筈だろうからな。


(昼メシ代で済むなら安いもんだろ。何回か集れば元も取れるし、いい考えだ)


ニヤつきながら睨みを効かせてた所為か、女子達はオドオドしながらも話し合い、全員が数量限定のランチのボタンを押した。

俺は自分もそれを選び、女子達と一緒にテーブルを囲んだ。


「まあゆっくり食べよう。愚痴は後から幾らでも聞いてやる」


懐の広いところを見せながら一番先に食べ始めた。


(…うん、今日の海老カツは旨い。サラダの玉ねぎも辛くないし、副菜は酢の物と煮物で栄養も整っている)


デザートはミニチーズケーキスフレ。
俺にはそうでもないが、女子にはウケがいいだろう。


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