憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
「それってどういう風に捉えたらいい?俺が思うように取ってもいいのかな?」


それが何か分からないよー!とまたしても心の声を上げる。

パクパクと唇だけを動かすを私を見つめ、坂巻さんがフ…と意地悪く微笑んだ。



「可愛い」


そう言われてぶっ倒れそうになった。
辛うじて倒れなかったのは、フラつきそうになった私の手を、彼がぎゅっと支えてくれたからだ。


「諸住さんって可愛よね。俺、前からそう思ってて」

(え?)

「こんなこと言うと、軽い奴と思われるかもしれないけど、金曜日は君と話せて楽しかったんだ。
野暮用が出来て送れなかったけど、もっと一緒に居たかった」

(ええっ?)

「今度またゆっくり話そうよ。次の金曜日にでもどう?」

「えええ〜っ!?」


心ではなく口から声を張り上げる、

しかも、それが甲高い声になったもんだから、流石に目の前にいる人が驚いて目を丸くする。



「す、すみません!」


口を押さえて謝る。
頭を下げるとクスッと笑う声が聞こえ、顔を少しだけ上げると「いいよ」と返事があった。


「そうやって直ぐに謝るところも可愛いよ」


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