古都奈良の和カフェあじさい堂花暦
人間、立場や環境が変われば、人間関係もそれに応じて変わっていくのは仕方ないことじゃないかと思えた。
「うん。うちもそう思って、最初は気にしとったけどだんだん奈っちゃんのこと思い出さんようになっていって。年賀状だけはそれでも出しとったけど。それ以外は全然連絡とってなくて……」
そこで佐保ちゃんはぱっと顔をあげてこっちを見た。
「そしたらこの間な。奈っちゃんのお母さんが家に来てん」
「お母さんが?」
「うん。奈っちゃんな。学校行ってへんらしいねん。もうずっとやって」
「不登校ってこと?」
「うん。入学してからずっと休みがちやったり、部活もすぐにやめたりしてお母さん心配しとったみたいなんやけど、二年生の夏休みが終わってから学校行かれへんようになって、それからずっとらしいねん」
じゃあもう一年以上、学校に行けてないってことなんだ。
「どうして?」
「理由は分からへんのやって。いじめがあったんやないかってお母さん色々学校に聞いてみたりしたんやけど結局分からずじまいで」
「そらまあ、あったとしても学校側は認めんわな」
奏輔が厨房から言った。話の内容はしっかり聞いているらしい。
「奈月ちゃんはどこの中学に進学したの?」
「うん。うちもそう思って、最初は気にしとったけどだんだん奈っちゃんのこと思い出さんようになっていって。年賀状だけはそれでも出しとったけど。それ以外は全然連絡とってなくて……」
そこで佐保ちゃんはぱっと顔をあげてこっちを見た。
「そしたらこの間な。奈っちゃんのお母さんが家に来てん」
「お母さんが?」
「うん。奈っちゃんな。学校行ってへんらしいねん。もうずっとやって」
「不登校ってこと?」
「うん。入学してからずっと休みがちやったり、部活もすぐにやめたりしてお母さん心配しとったみたいなんやけど、二年生の夏休みが終わってから学校行かれへんようになって、それからずっとらしいねん」
じゃあもう一年以上、学校に行けてないってことなんだ。
「どうして?」
「理由は分からへんのやって。いじめがあったんやないかってお母さん色々学校に聞いてみたりしたんやけど結局分からずじまいで」
「そらまあ、あったとしても学校側は認めんわな」
奏輔が厨房から言った。話の内容はしっかり聞いているらしい。
「奈月ちゃんはどこの中学に進学したの?」