硝子の花片
沖田side
私が手紙を出して帰路についた時はすっかり日が落ちてきていた。
あたりを橙色が染めている。
と思ったらすぐに橙色は暗くなっていく。
私まで夏の闇に呑まれてしまいそうになった。
(私も闇で染めてくれればいいのに。)
ふとそんな事を思っていた。
私は何にも染まる事が出来ない。
だって、もう…
血の色に染まっているんだから。
私が手紙を出して帰路についた時はすっかり日が落ちてきていた。
あたりを橙色が染めている。
と思ったらすぐに橙色は暗くなっていく。
私まで夏の闇に呑まれてしまいそうになった。
(私も闇で染めてくれればいいのに。)
ふとそんな事を思っていた。
私は何にも染まる事が出来ない。
だって、もう…
血の色に染まっているんだから。