君が眠る時には
美月ちゃんといる時にすればいいじゃん。
もう泣きそう…。
私は美月ちゃんの境遇に悲しんで下を向いている振りをしながら、涙が溢れそうになるのを必死に隠していた。
「最近の検査で病気が悪化してることがわかったらしくて、再入院」
口を開けば美月ちゃんのことばかり。
そんなに美月ちゃんが大切?
「まーでも、美月のことだからすぐに退院するさ」
……大切だよね。
だって、すごく嬉しそうな顔してるもん。
そりゃそうだよね。
あんな可愛い子がそばにいて笑いかけられてたら、病気なんて治っちゃうほど嬉しいよね。
「雪もあいつと仲良くしてやってな。なんか友達少ないらしくて…。なんでだろうな、あんなに明るいのに」
葵にはわからないよ。
女の世界のことなんて。
私にはわかる。