強引な彼の甘い溺愛に囚われて!

本当にこんなことが現実にあってもいいのだろうか。

未だに信じられなくてその紙を持つ手が震える私。


婚姻届だよ…?

准一さんは大人だからその意味を十分に理解していて、これを私に見せた。

それはもう、そのままの意味で受け取っていいってことなの?

そして准一さんは言い放った。



「マキ、大学を卒業したら結婚しよう。俺はずっとマキと一緒にいたい。だからこれは18歳の誕生日プレゼントという名の"約束"」

「准一さん……」



優しい声音。

いつにも増して微笑むその顔。

私を見つめながらどんな思いで言葉を紡いだのだろうか。


紙を見つめながら私は溢れんばかりの涙を流す。

嬉しいんだ、本当に今まで生きてきた中で一番の至福かもしれない。

こんなに嬉しい誕生日プレゼント、他にない。

"約束"をもらえた私は誰よりも幸せな彼女。


泣いているばかりの私に返事をもらえるか、と笑う。

もちろんそんなの答えは最初から決まっている。

「はいっ…」

< 319 / 321 >

この作品をシェア

pagetop