独占したい、甘々に。【完】
私は小さなため息をついた。





「自信持っていいからね」





ちーちゃんはグッと親指を立て、優しく笑いかけてくれた。





でも、ここまで来て逃げるわけにはいかないもんね。





ちーちゃんもこれだけ言ってくれてるんだし、私に出来ることなら精一杯頑張らないと…!





「ちーちゃんありがとう!一緒に楽しもうねっ」





まだ恥ずかしさはとれないけど、いつまでもうじうじしてる訳にいかないもんねっ


せっかくの文化祭なんだから楽しまないと!





それから私たちは急いで教室へと戻った。





「雨宮さんめっちゃ可愛い!」


「すっごく似合ってる!」





クラスの子たちは衣装のことを褒めてくれて、感謝の言葉までかけてくれた。
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