独占したい、甘々に。【完】
悠乃も楽しんでるみたいでよかった。





忙しそうだし、流石に話しかけられないよね。





本当は少しでも話しておきたかったけど仕方ない。





すると、そんな私の様子を見兼ねたちーちゃんが突然叫んだのだった。





「日向くーん!日向悠乃くーん、さゆがいるよ~!」


「えっ!ちょ、ちーちゃん!?」





突然のちーちゃんの行動に私は目を丸くさせた。


おかげで周りの視線は私たちに向けられた。





そしてそんなちーちゃんの声に気がつき、悠乃が廊下へと姿を現したのだった。





「紗雪?」





悠乃の登場に女の子たちの黄色い歓声が響く。





そして女の子たちの間を縫って、私たちの元へとやってきた。
< 110 / 265 >

この作品をシェア

pagetop