独占したい、甘々に。【完】
「雨宮さん、次のお客さんお願い!」


「はーいっ」





ちーちゃんがトイレで教室を抜けてしまったため、1人でお客さんの元へと向かう。





その途端、私は声にもならない声で叫び声をあげたのだった。





そこに立っていたのは…





「え、紗雪…?」





「ゆ、悠乃…」





目を大きく見開き、驚きを隠せない悠乃がいたのだ。





額に嫌な汗が滲みだす。





な、なんで悠乃が…!?


来なくていいって言ったのに…!





とりあえず、茫然とする悠乃とそのお友達を席へと案内する。





…うぅ、最悪。


まさか、悠乃にこんな姿を見られるなんて…
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