独占したい、甘々に。【完】
那津くんの話はすごく面白くて、時間が経つのなんてあっという間だった。





「やっぱり那津くんは凄いね。那津くんと話してると、時間があっという間に過ぎちゃう」





「俺もだよ。紗雪ちゃんと話してると、ついつい時間を忘れちゃう」





そんな会話をしていると、公園の外に悠乃の姿を見つけた。





「あっ悠乃!」





私はついベンチから立ち上がり、外にいる悠乃に手を振っていた。





「…紗雪?」





そんな私に気づき、悠乃が私たちの元へとやってきた。





「悠乃は今帰り?」





「そうだけど」
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