独占したい、甘々に。【完】
***





あれから1週間が経過した。





悠乃の態度はあれ以来変わらず、どこか素っ気なかった。





朝はいつも通り迎えに来てくれたが、口数は減りいつもの悠乃とは様子が違っていた。





そして帰りは忙しいと言われ、1人で帰ったり、部活のない日はちーちゃんと帰った。





そんなお昼休み、教室で私はちーちゃんに抱き着いていた。





「あ~もうっ…悠乃どうしちゃったんだろう。私には分かんないよ…」





ちーちゃんは私の頭をよしよしと優しく撫で、慰めてくれていた。





「私悠乃に何かしたのかな?聞いても全然答えてくれないし…」





このままずっと冷たい態度だったらどうしよう…!


私がもし悪いことしちゃったなら、謝りたいのに。


…でも、何に対して謝ればいいのかも分かんないし。
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