独占したい、甘々に。【完】
2人とも大好きだし、3人で帰れることがすっごく楽しかった。





それから他愛のない会話をしていると、分かれ道までやってきた。





「それじゃ、俺こっちだから」


「うん!またね」





那津くんに手を振っていると、何か思い出したように戻って来た。





そして…





「悪いオオカミに引っかからないよう気をつけてね」





「へ?」





ポンポンと私の頭を優しくなで立ち去ったのだった。





「悪い、オオカミ…?」





首を傾げていると、隣で悠乃が悶々とした様子で私を見ていた。
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