独占したい、甘々に。【完】
さっきの言葉、どういう意味だったんだろう。





自室に戻ってからも考えてみたが、答えは出なかった。





…まっ、なんでもいっか。





制服をハンガーにかけつつ、今日のことを振り返る。





またこうして悠乃と学校に行けるなんて、ほんと夢みたい。





これからは朝も迎えに来てくれるって言ってたし…


ふふっ悠乃は本当に優しいなあ。





これからは毎日が楽しみになりそうだっ





悠乃と一緒に居られることが嬉しくて、ついつい笑みが零れてしまった。





「ただいま~」


「あっ、おかえりー!聞いてお母さん!悠乃がね」





そんな時、丁度お母さんが帰って来た。





私は悠乃のことを話したくて、満面の笑みで玄関へと走ったのであった。
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