独占したい、甘々に。【完】
「どう?執事っぽかった?」





焦る私とは対照的に悠乃はいつも通りの様子だ。





「本物の執事に見えたよっ、それより急にするから、私びっくりしちゃったよ…」


「紗雪ガチで照れてたもんね?」


「そ、そんなことないもん!驚いてただけだし…?」





何だか認めるのが悔しくてバレバレの嘘をつく。





悠乃はそれを聞いてまた笑ってるし…


絶対気づいているだろうな…





「ちゃんと俺の執事姿見に来てね」


「うん!ちーちゃんと一緒に行くよ」





悠乃の執事姿楽しみだな~


女の子たちからの歓声が凄いだろうな。





「それじゃ、またね悠乃」


「うん、ばいばーい」





家の前まで送ってもらい、悠乃に手を振りながら、家の中へと入ったのだった。
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