*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
「修平さん……」
「杏奈が許してくれるまで何度だって頭を下げる。でももし、それでも俺のことを許せず嫌いになったのなら……」
頭を下げたまま話す修平さんの語尾が辛そうに掠れている。
私は一歩前に足を進めて彼の手をそっと掴んだ。
彼の体がピクリと微かに跳ねたのが触れ合った手から伝わってきて、私はその手を両手でギュッと握った。
「頭を上げて?修平さん。」
ずっと黙っていたせいで少し掠れた声でそう言うと、修平さんがゆっくりと頭を上げていく。
握った彼の手を見つめながら私は口を開いた。
「私…ずっと怖かった……」
「杏奈…、ごめ、」
「あなたに嫌われるのがずっと怖かったの。」
修平さんがもう一度謝罪の言葉を口にするのを遮って、私は声を上げた。