*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
今度は修平さんが目を見開く番だ。
「修平さんはいつも優しくてとってもカッコ良くて、本当、素敵すぎて王子様みたい。」
私の台詞に修平さんは黙って首を左右に振る。言葉を挟まなかったのは彼が私の話を遮るつもりがないからだろう。
「そんな素敵な男性が私の恋人で、自分に自信も無いし初めてのことばかりで何が正解かも分からないし、ハッキリ言って正直、こんな地味で子どもっぽい私のどこを好きになってくれたのか全然分からなくて………。不安だったのっ!修平さんに嫌われたくなくて、言いたいことも言えなくて、訊きたいことも聞けなくて……」
一旦そこで言葉を切ると、彼の掌握った両手にもう一度ギュッと力を込めてから、その手をそっと離す。
そして顔を上げ、修平さんの両目をしっかりと見つめてお腹に力を入れた。
「私こそ、…私が変な遠慮をしていたせいで修平さんには嫌な思いをさせてしまったこと、本当にごめんなさい。」
言い終わると、私は思いっきり頭を下げた。